一度にたくさんの保護猫を迎えることになったとき、あるいは初めて保護猫を家に迎えるとき、「最初に何をすればいいの?」「どうやって環境に慣れさせたらいい?」と不安になる方は少なくありません。
実は先日、我が家に一挙に7匹の保護猫たちがやってきました!
一気に7匹のニューメンバー加入ということで、家の中は一気にお祭り騒ぎに包まれています。

7匹の保護猫ちゃんたちいらっしゃい!
今回は、これまでに60匹以上の猫たちをレスキューし、里親さんの元へと幸せに繋いできた私の経験をベースに、「保護猫が家に来て最初の1週間の過ごし方」について、プロ目線のリアルなノウハウと、我が家の7匹の実際のドタバタな様子を交えて、どこよりも詳しく徹底解説します!
この記事はこんな方におすすめです
- 初めて保護猫を家に迎える予定の方・迎えたばかりの方
- 多頭飼育崩壊やレスキューなどで、一度に複数の猫を迎えることになった方
- 保護猫がなかなか環境に慣れてくれなくて焦っている方
- 保護活動のリアルな舞台裏やケージレイアウトを知りたい方
1. 【初日〜3日目】最大のミッションは「環境への隔離」と「徹底的な無視」
保護猫が家に来た最初の3日間は、猫にとって「知らない場所に連れてこられた」極限のパニック状態です。
どれだけ人間がウェルカムモードであっても、猫にとっては恐怖しかありません。
ここで焦って触ろうとしたり、抱っこしようとするのは絶対にNGです。
というのが一般的な考え方です。
対応としては正解なんですがうちでは少し違います。
子猫に限りますが、うちでは連れて帰ってきた時からもう「はい、今日からお友達ね!仲良くしてね!!」というスタイルをとっています。
というのも、うちにはもう保護された子猫たちを60匹も見ているベテランお姉さま方がいます。
最初はもちろんシャーシャーされますが、下手に人間が世話を焼くよりお姉さま方の方がよっぽど
子猫たちを教育してくれますので!
もちろん人間がお世話に入る場面もあるため介入することは多いですが基本的には子猫に慣れている千住猫がいるからこそできる環境適応能力の育成です!
保護子猫が家に来たら無視しろなんてほぼ無理だと思います(笑)
かわいいのもありますが不安で無視なんかできないですよね~
でもうちは本当に無視してるくらいでちょうどいい環境です。
何かあればすぐお姉さま方がしれせてくれるので!



① まずはケージからスタート(隔離の徹底)
家が広いからといって、最初から部屋にフリーで放してはいけません。
どこに隠れたか分からなくなったり、パニックで高いところから落ちて怪我をしたりするリスクがあります。
特に多頭の場合はほんのちょっと目を離した隙にいろんなことが起こるので必ずケージ管理からスタートします。
- 静かな部屋の隅に配置: テレビの近くや人の出入りが激しい動線は避け、部屋の壁際にケージを置きます。
- 布で視界を遮る: ケージ全体を大きめのバスタオルや遮光性のある布で覆い、周囲からの視線を遮って「暗くて狭い安心できる空間(隠れ家)」を作ってあげます。
- 先住猫との洗礼: 子猫に慣れていない先住猫がいる場合は、必ず完全に部屋を分けた方がいいです。最初の1週間は、ドア越しに「匂い」と「声」をかすかに感じる程度に留めるのが鉄則です。
② 「無視」という名の最大の優しさ
「可愛いね」「大丈夫だよ」と声をかけまくりたい気持ちをグッと抑えて、最初の3日間は最低限のお世話(ご飯・トイレ掃除)以外は徹底的に無視してください。
目を合わせるのも避けるくらいでちょうど良いです。
人間が「何もしない、実害のない安全な存在」だと理解してもらうことが、人馴れへの一番の近道になります。
3~4か月たった子猫たちは、周りのことを感じ始めます。人間に対していい思いがない子は無視ができないとなかなか心を開いてくれないかもしれませんので要注意です。
1~2ヵ月の子猫ならむしろ積極的に触ってあげるべきだと考えてます。
このくらいの子たちはまだ、外の世界のことをほとんどわかっていません。小さいうちから怖くない・大丈夫ということを接しながら伝えるのも立派な保護主さんの役割だと思います。
嫌がることしちゃだめですよ!!!

③ 夜泣き(夜鳴き)への心構え
最初の数日は、夜中になると大合唱が始まることがよくあります。
覚悟してください!寝れません。
「出してくれ!」「ここはどこだ!」という不安の現れです。
ここで可哀想だからと声をかけたりケージから出したりすると、「鳴けば人間が構ってくれる」と学習してしまいます。
心を鬼にして、夜泣きも徹底的にスルーしてください。数日でピタッと収まります。

2. 【4日目〜5日目】健康状態の観察と、心の壁の厚さを測る
少しずつ環境の音や匂いに慣れ、人間が寝静まった後にご飯を食べたりトイレを済ませたりするようになる時期です。
この段階では、体調に異変がないかをプロの目でしっかり観察します。
環境の変化によるストレスで、猫は簡単に体調を崩します。

① 3大健康チェックポイント
毎日、以下の3点を必ずノート等に記録するくらいの気持ちでチェックしてください。特に多頭の場合は「誰がどのご飯を食べて、誰が下痢をしたか」を見極める鋭い観察力が必要になります。
| チェック項目 | 観察するポイントとプロのアドバイス |
|---|---|
| 食事と水分量 | 24時間以上何も口にしない場合は肝臓に負担がかかるため要注意。カリカリを食べない時は、温めたウェットフードや、ちゅーる等で水分とカロリーを補給させます。 |
| 排泄(尿・便) | ストレスによる緊張で数日間便秘になる子や、逆に水のような下痢をする子がいます。血便がないか、おしっこはしっかり出ているかも要確認です。 |
| 目ヤニ・鼻水・クシャミ | 猫風邪(ヘルペスウイルスなど)の症状が出ていないか。潜伏していたウイルスが、環境変化のストレスによる免疫低下で一気に出ることがあります。 |
② 魔法のツール「ちゅーる」での距離感測定
ケージの前を通ってもパニックで暴れなくなってきたら、魔法のツール「ちゅーる」の出番です。手から直接ではなく、長めのスプーンの先に載せたちゅーるをケージ越しにそっと差し出してみます。
- レベル1: フーッ!と怒って絶対に舐めない(まだ心の壁が厚い状態。無理せず下がる)
- レベル2: イカ耳で怒りながらも、匂いに負けてペロペロ舐める(人馴れへの素質大。期待大です!)
- レベル3: 待ってましたとばかりにガツガツ食べる(すぐにベタ慣れになるタイプです)
こうして1匹ずつの「現在の人馴れレベル」を把握し、今後のアプローチを分けていきます。
3. 【6日目〜7日目】それぞれの個性の把握と初期医療へのステップ
1週間が経つ頃には、猫たちの「素のキャラクター」が少しずつフロントに出てくるようになります。
- 「最初はシャーシャーだったのに、実はめちゃくちゃ甘えん坊の抱っこお化けだった」
- 「他の子が怒っていても、自分だけは食欲全開でマイペースな大物」
- 「まだまだ人間が怖くて、ケージのハンモックの裏に引きこもりたい慎重派」
多頭であればあるほど、この個性の差がはっきりと分かれておもしろいところです。
ここからは一律のケアではなく、「その子のペースに合わせたオーダーメイドの個別ケア」へとシフトしていきます。

初期医療(ウイルス検査・ワクチン・駆虫)のタイミング
その時の状態にもよりますが環境に少し慣れたこの段階で、動物病院での初期医療を計画します。
(おうちに連れてくる前の段階で病院でレボリューション処置してもらうのが適切かと思います)
家では来る前に先生が済ませてくれました。
千住がいるおうちはノミもって帰っちゃうと後々厄介なので・・・。
ノミ・ダニ・お腹の虫の駆虫(レボリューションやプロフェンダーなど)の効き目を確認したり、念のための検便を行ったりします。
これをクリアして初めて、次のステップ(ケージからのステップアップや先住猫との対面準備)に進むことができます

4. リアルドキュメント!我が家に迎えた「新入り7匹」の1週間
ここからは、まさに今我が家(BBC)で巻き起こっている、新入り7匹のリアルなドタバタドキュメンタリーをお届けします!
今回の7匹はレスキューを経て我が家にやってきました。
一気に7匹を迎えるにあたり、我が家でもケージの配置を大模様替えし、部屋の温度管理と衛生管理を徹底してスタートしています。
最初の3日間はさすがに全員が固まって「借りてきた猫(文字通り)」状態でしたが、4日目を過ぎたあたりから、ご飯の催促で可愛い声を出す子がチラホラ出てきました!
📸 インスタで7匹の日常を「メンバー紹介」として発信中!
1匹ずつの詳しい性格や、動画だからこそ伝わる大騒ぎで可愛い姿は、Instagramで毎日「新入りメンバー紹介動画」として1投稿ずつアップしています!
初日のガチガチのビビり顔から、少しずつとろけてリラックスしていく表情の変化を、ぜひ動画で見守って(癒やされて)ください👇
まとめ:焦らず、人間の時間を捨てて「猫の時間」を生きること
保護猫を迎えて最初の1週間で最も大切なのは、人間のスケジュールや「早く仲良くなりたい」というエゴを押し付けないことです。
1週間でベタ慣れになる子もいれば、触れるようになるまで3ヶ月、半年とかかる子もいます。
どれだけ時間がかかっても、それはその子の可愛い個性です。
家にも8ヵ月たってもまだ触れない子います・・・。
特に今回の7匹のように、仲間と一緒に来た子たちは、猫同士で身を寄せ合って支え合っている素敵な一面もあります。
我が家の新入り7匹も、これから時間をかけてじっくりと我が家の家風に馴染んでもらい、最高の「ご縁(縁結び)」へと繋げていきたいと思っています。
これからの7匹の成長と家馴れストーリー、そして未来の里親さんとの出会いまで、ブログとインスタで全力で追いかけていきますので、ぜひ温かい応援をよろしくお願いいたします!



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